Les Grandes Vignes Rouge / レ グラン ド ヴィーニュ ルージュ　赤

Les Grandes Vignes Rouge / レ グラン ド ヴィーニュ ルージュ

レ グランド ヴィーニュは、生産者ごとに瓶詰めされるこの協同組合にあって例外的にブレンドされたワインで、これは各農家の最高の区画で栽培されたブドウ、あるいは古い樹齢からのブドウを選別して造られたものであり、その目的は「エステザルグ」の認知度を高めるためのものに他なりません。言わば、組合の象徴的な存在といえるワインです。

ブドウ品種は、サンソー、グルナッシュですが、ブラインドでそれを言い当てるのはかなり難しいといえるほど成熟したブドウから造られています。シラーを思わせるスパイスのような風味に、赤紫系の果実の熟した味わいがあり、エレガントな風味も感じられます。低価格なローヌにありがちな野暮ったさはなく、上品な味わいが楽しめます。

産地：フランス コート デュ ローヌ地方
品種：サンソー、グルナッシュ

Les Vignerons d'Estezargues / エステザルグ協同組合

エステザルグ協同組合は、ローヌ河南部の街アヴィニョンの南西側に位置しており、参加者が10名たらずというフランス最小規模の協同組合です。 「協同組合」としての大きなメリットは、農機具や醸造設備を共同で購入したり、醸造アドバイスを受けるシステムが構築しやすいなど、品質向上に向けた資金面でお互い協力し合える点でございます。

栽培に関しては、各生産者の畑は可能な限り有機栽培で管理されており、化学肥料や除草剤は使用しません。 その他農薬に関しても必要最低限な場合に限り散布する「リュット」 「レゾネ」の手法を導入しています（ヴィンテージによってというか、生産者によっては全く使用していない場合もあります）。 この地域では、複雑な地層や多様なブドウ品種によってコクとボリューム感に富んだワインが造られており、エステザルグ協同組合では、それぞれの畑の個性をワインに反映させるために原則的に一定期間ブレンドを行わずにワインを生産しています。

醸造に関しては、各生産者のもとで選果されたブドウを醸造所に持ち込み、コンクリートに取り込まれた巨大なステンレスタンクにて発酵させます。その後、熟成もタンクにて行い、極の亜硫酸（少量の酸化防止剤）を添加してボトリングされます。この規模の生産量を適度に造り手で、醸造中に亜硫酸（酸化防止剤）を一切添加しないというのは異例中の異例と言えます。

このようにエステザルグ協同組合では、それぞれ「協同組合」のがぶ飲み用ワインとは一線を画した品質主義のワインを生産しています。彼はこの協同組合を指揮し、多量のワインを高品質に、自然な造りでじっくりやってました。 彼が独立した後もそのコンセプトを引き継ぎ、各生産者達がそれぞれに素晴らしいワインを造り上げているのです。

インポーター資料より